ドラえもんが大好きです! 語らしてください(12)
シリーズ12回目の今回は、てんとう虫コミック第3巻の12話「ああ、好き、好き、好き!」について語らしてください!
初期のドラえもんは、後期のドラえもんよりも太っていて首がない(まぁ、後期でも首があるわけではないですが…)というか、顔が体にめり込んでいるというか、フォルムが違うのは結構ご存知の方も多いと思います。
まぁ、漫画の主人公が連載継続するに連れてフォルムが変化してくるなんていうのはよくある話ですが、それにしても丸いですねw
では、ストーリー構成は初期と後期で変化がないか?? もちろん、キャラが確立してくることで、パターンが出来上がってきたり・・・いやいや、そういうことじゃなく・・・初期のドラえもんは・・・なんか・・・
不気味な話が多いんですよね・・・。
みんなが大好きな可愛くて優しいほのぼのしたドラえもんがスタンダード化されるのは、だいたいコミックス8巻から9巻くらいですね(わたしの個人的な感覚ですが)。
それまでのコミックスは、随所随所になんだか不気味な話が差し込まれています。
触れずにきましたが、いままで紹介した1~2巻の中にも、なんだか不気味な話はありました。触れると呪われそうで・・・w
勇気を出して触れると、
・1巻「コベアベ」のオチででママがのび太をビンタしまくる画
・1巻「古道具きょう争」でママやお巡りさんが発狂する画
・1巻「おせじ口べに」で口紅をぬってニヤリと笑うのび太の顔
・2巻「ロボ子が愛してる」のオチのドラえもんの女装
・2巻「うそつきかがみ」のストーリー全般
などなど、そのほかにもなんだか不気味なシーンは多々あります。
藤本先生の好きな「SF(少し不思議)」ではなく、これらは「NB(なんだか不気味)」・・・
以前、シリーズ6回目でとりあげた「ランプのけむりオバケ」も、どちらかというとNBですね・・・。
と、まぁ前置きが長くなってしまいましたが、今回の
「ああ、好き、好き、好き!」
も、間違いなく「NB」な話です。
ストーリーそのものもなんだか不気味ですが、この話に登場する人物たちがなかなかのパンチ力です。
圧倒的に不気味なのは「ぼた子」というとんでもない不細工なおデブ女子。この子がのび太を好きになって迫ってくる画は、不気味としか言いようがありません。
あとドラえもんが好きになっちゃうカバおじさんや、先生のことを好きになっちゃうガス屋の鼻水おやじなど、とにかく不気味な連中のオンパレードですΣ(゚д゚lll)ガーン
この話を寝る前に読むと、確実に悪夢にうなされることでしょう(;゚Д゚)
その勇気がある人は、コミックを買って読んでみてくださいね↓
はなしは変わりますが、わたしの中で最も「NB」なコミックスは第5巻ですね。
大トリに名作「ぞうとおじさん」がありますが、それ以外の話は「ほぼNB」といっても過言ではありません!有名どころでいうと「ドラえもんだらけ」「うつつまくら」なんかも5巻の「NB」ストーリーです。
まぁ、5巻については、また今度「語らしてください!!」
毎度、はなしにまとまりがなくてスミマセン…m(__)m