ドラえもんが大好きです! 語らしてください(8)
シリーズ8回目の今回は、てんとう虫コミック第2巻の9話「タイムふろしき」について語らしてください!
「タイムふろしき」は、われわれコアなドラファン以外の一般の方々にも知られている、かなりメジャーな道具の一つです。
もともとは2巻の8話目「うそつきかがみ」と10話目「かならず当たる手相セット」という、いずれも子供が読むには不気味な物語の間にシレッっと挟まれているこの「タイムふろしき」なのですが、のちに名作映画「ドラえもん のび太の恐竜」でピー助の卵を孵化させるなど、様々な話で活躍し、レギュラー道具の地位を不動のものにします。
効能としては、対象物をふろしきの表面で包むと過去の状態に戻り、裏面で包むと未来の状態になるというもの。「過去の状態に戻すことなら、1巻にでてきた『復元光線』でいいじゃないか!」というマニアックなツッコミはとりあえず置いといてw、この「タイムふろしき」は、もっとシンプルなツッコミどころが満載の道具なのです!では、いつものようにツッコミますよ~w
①まずは、壊れかけの白黒テレビが壊れた際に「やっと壊れた!これを機にカラーテレビに買い替えよう!」と、のび太とドラえもんがママにテレビをおねだりするシーンがあるのですが…、いやいやドラえもん! のび太は分かるが、ドラちゃんは22世紀から来たんでしょ!?あんなブットンだ未来の道具を山ほど持ってるんだから、カラーテレビくらい持ってないのかい??www
②そのあと、ママが壊れたテレビを叩いて直します。ママ曰く「約60度の角度で殴るのがコツ」とのこと。笑っちゃう話ですが、確かにわたしの子供のころの電化製品は、調子が悪くなると叩いて直していた記憶がありますw 今読み返すと、時代を感じますねww
③結局、「カラーテレビはもっと値下がりしてからね」とテレビ購入を諦めざるを得なくなった2人。そこでドラえもんが、今回の主役「タイムふろしき」を取り出し、白黒テレビを新品にします!…と、ここまでは良かったのですが、ドラのびコンビは、「このタイムふろしきを悪用して、中古品を新品にして金儲けしようじゃねーか」と、とんでもないコトを計画します。後期になると、「道具でお金儲けなんて!そんなことしちゃ絶対ダメ!!!」と真面目ぶるドラえもんも、前期はけっこうヤンチャなヤツでしたw
※正確にいうと後期の33巻3話目「地底のドライ・ライト」でも、ドラえもんはどら焼き欲しさに相当あくどい商売をしますが…またそれは別の機会に語らせていただきますねw
④この「タイムふろしき」は、とにかく規則性がゼロの気まぐれ道具なんですよね。例えば、卵にかぶせたらひよこになっちゃうシーンがあるんですが、「ん?これ食用だから無精卵じゃないの?」とか、100歩譲って有精卵だとして、「卵12個だったよね?なんでひよこは20羽もいるの?」とか、「なんでちょうどひよこの時期なの?にわとり若しくは骨(死亡後)だってあり得るのに?」とか…、ツッコミどころ満載です!
その他、車を包んだら「中古車といってもここまではボロくはならんだろ?」っていうほどボロボロになったり、ハゲ頭を包んだら大量の髪の毛が生えたかと思えば、体を包んだら赤ちゃんになったり、「おまえのさじ加減かいっ!」って、これまた突っ込みたくなりますwww ワニ皮の財布を包んだら、財布が新品になるのではなく、生きたワニになってしまうですが「じゃあ、なんで最初のテレビは組み立て前の部品にならなかったんだろう?」と子供ながらに思い、とにかく自分勝手でハチャメチャに時空を操る恐ろしい道具であることを認めざるを得ません。
のちに、時間を掛ければかけるだけ過去に戻る(未来に進む)ような感じに効能が変わっていきましたが、当初はこんな感じの暴れん坊な道具でしたね!
⑤最後のツッコミどころは、この話を読んだ人でも気が付かなかったのでは?と思われる細かいツッコミをさせてください。いつものごとく、この「タイムふろしき」を横取りしたジャイアンが町の子供たちに「古いものを持ってこい!」と命令し、空き地に持たせるのですが、その中にタイヤが外れた車も持ち込まれます。 いやいや、子供がなぜ古くなったもので車を選択する?っつーかどうやって運んだ?タイヤもないしw
ここが今回の一番のツッコミどころ…
って地味~(-_-;)
↑ 家族みんなで楽しんじゃいましょう♪